<女性職>の時代 ――ソフトインテリジェンスの力(中川美紀著 角川oneテーマ21)
という本を読んだ。買ってから1週間置いておいて、気分が上向きになったタイミングで読了。
男女の「差(格差とかではなく)」はやっぱりあるのでは、と常々思っている私は、結構共感した。
仕事の場では、頂いた機会はきちんと全うしたいと思う。
上司と先輩には、男女両方。性善説を唱える訳ではないけど、やっぱり、それぞれの性においての一般化できるポイントってあると思う、仕事の場において。生活の場においては、また別の議論が発生するだろう。ここでは論じきれない。
ただこう考えることのできるのは、今の日本だから。
これを、社会的な視点から途上とされる国々にあてはめるのはいけない。
研究でいわゆるイスラム圏を対象とした文献をいくつか読んでいたら、Gender Equalityという概念は西欧で発生したものであり、それを印籠のように取り込んで援助事業を行うのは否、というくだりがいくつかあった(若干、表現がおおげさかもしれません)。その土地で、傍から見ると平等ではない場合があるかもしれないが、それで彼らのCommunityが成り立っている場合、私が何か援助活動を行う場合、躊躇するかもしれない。仮に、その成り立ちにおいて、誰かが多かれ少なかれ、性差に起因しているガマンを強いられているとしても。Community Balanceというのが崩れる可能性があるから。でも、そのガマンはやっぱり取り除きたい。
こういう現実の矛盾を感じてしまう。
でも、希望としては、女の人として生まれたことを喜んでもらえるような事業を、やってみたいと思う。女性である自分を尊べるような、誇りに思えるような。なにができるかな。
男性版だって、もちろんよいかもしれない、イメージがよく湧かないけど・・・・必要か否か、それはこれを読んでいる男性陣の心にあるだろう。
私にはわかりません。
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