Thursday, January 28, 2010

援助の仕組み

Aid effectiveness

何を以て「効率性」とするか。
私が考えるAid effectivenessとは

人々のニーズにあったサービス或いはモノを、タイムリーに(必要なタイミングで)届けることが出来る仕組みが叶うこと

そのサービス提供を実現するプロセスにおいて、サービス裨益者も含めて当事者たちが、自分でManage出来るようなCapacityとCapabilityを兼ね備えることが出来ること

かな、と思う。

でも、Aidというのは、政府間同士で行われるものが多いし、インフラ事業に至っては土地の利権も絡むし、上の二つを実現することはとても大変だと思う。

政府間同士とはいえ、実際は各々の政府内のプロセスにもいろいろと時間が掛かってしまっているのが実情だろう。そのプロセスが、本当に果たして必要なものなのか、この議論はendlessだと思う。


援助機関は日々凌ぎを削って、資金・技術援助が出来る隙間を探している。
一方、その隙間が果たして「出来てしまって、埋めなきゃいけない隙間」なのか「放置していても、社会経済的に、文化的に問題ない隙間」なのか。仮に(幸い)前者であるとして、その隙間を埋めるのにどれほどの時間と資金が本当に必要なのか。


既に知見と経験のある方々によって何度も繰り返し議論されてきた内容になってしまいました。
「国際開発に関する一考察」な今年、まさに、自分の思う方向性を環境の変更と共に決めていく時期なので、敢えて「既にみんなが思っていそうなこと」へ戻って、軌道を確認したくなりました。

Aid effectivenessって、支援機関同士のオーバーラップを防ぐ、というのではなく、どれほど裨益者になる方々の負担を少なくする、というのが究極なのかも、と30分くらい頭の中をちょこまかしながらやっぱり思う。実際、同じ地域の開発事業が重なった場合、先方政府や裨益者は事業にお付き合いするための時間ばかりが増えて、結局彼等自身のMissionsが達成できていないのではないかと懸念しているためだ。裨益者としては、微妙だよね。

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