Sunday, March 21, 2010

国際開発をココロざす

国際開発のお仕事をしたい!という方からメールを頂くことがあります。

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個人的な見解は何ともいえませんが、様々な関わり方があることは最初に知っておいたほうが選択の幅は確実に拡がると思いますので、少し御紹介。

世界と恋するおしごと-国際開発のトビラ  (山本 敏晴氏 著:小学館)
様々な立場から国際開発の仕事へ携わっている方のお話をまとめられています。
山本氏は、フィールドで働く先輩として、また、お医者様として国際開発をご覧になっている本を何冊も出版されています。

国をつくるという仕事 (西水 美恵子氏 著:英冶出版)

ドナーの立場に立つ、それはどういうことなのか。自分の衣服を汚さず、オフィスにいればよい仕事なぞ、この分野にはないということを実感しました。政府の方々と話す、それは国を将来どうしていくのかというビジョン創造へつながる。

アフガニスタンの未来をささえる-国際機関職員の仕事 (石原 陽一郎氏、長岡 正哲氏、石川 かおり氏、茅 和伊氏 著:岩波ジュニア新書)
ジュニア新書のくくりですが、今まで何度も読ませて頂きました。今回もマニラへ持ってきています。
アフガニスタンで働くこと、国際機関の職員として働くまでのキャリアパスについても描かれています。

風に舞いあがるビニールシート  (森 絵都氏:文藝春秋)
昨夏にドラマ化されました。主人公の名前の漢字が私と全く一緒。
ドラマも小説は多少設定が違っていましたが、国際機関の職員として働く、という新たなところへ飛び込むという決心をするという最終地点は一緒で、そのプロセスは本当に自分と重なりました。誰かにいいたくてもいえなかった、自分がいいたいこと、悩んでいたことを代弁してくれている。

泣きました。

世界級キャリアのつくり方-20代、30代からの“国際派”プロフェッショナルのすすめ
  (黒川 清氏、石倉 洋子氏:東洋経済新報社)
国際開発には直接関係ありませんが、長い人生において様々なことが起こる上で自分の生業をどのように立てていくか、お二人の先生の経験談に基づいた議論が展開されています。
MBAへ進むことを考えていたときの第1志望校の教授の著書だったので購入しました(結局、社会開発のほうへ進みましたが)。この本を何度も読み返すようになったのは、昨年春頃から。何故かよくわからないのですが、手放せない本なので挙げておきます。

あくまで私の個人的見解に基づくものですが、参考になれば、と思います。
他にもたくさん良著はあると思いますので、いろいろと探してみてください!

1 comment:

purun said...

勉強してますね~。2冊目の「国をつくる仕事」を今読み終えたばかりです。3冊目の「アフガニスタン」、アマゾンで購入してみました。これからも良い本、沢山おしえてください。