Friday, May 2, 2008

平ららかな和とボーダーレス

開発の勉強やそれに纏わる仕事に従事してきたけれども、平和という言葉の重要性を知り、その根底を知らねば、と思いつつ、それへのアクションを怠っていたような気がする。


平和、どんな言葉なのか。
そしてそれはどんな要素から成り立っているのか。
世界に平和が訪れる、それはどんな状態を表わすのか。


頭にぼわっとしたイメージが浮かぶものの、そこまで具体的に整理できてないなぁ。
「もともとの蓄積がない場合は、インプットをしなければならない」とは、恩師の言葉。まさに、それだと思う、この分野。

一方、昨年秋から、社会開発に関する分野をかなり横断的に勉強してきたが、たまに、国境の存在を疑問に感じることがある。
土地を統治するにあたり、国境は必要なもの。しかし、アフリカに見られるように、国境が民族も分けているかといえば、民族が分断されている、あるいは異なる民族が一括りにされて、国境の役割がその地域へ紛争を巻き起こしている場合もある。
そして、グローバル化(これも扱いやすく、扱い難い言葉だ)によって、一国が自前で何でもガンバルのではなく、国境を越えてのやり取り、つまり貿易や交渉、も活発化、というより不可欠なものになり、人の世界移動も多く見られるようになってきた。その一方、国境を超える移動をコントロールをするための法整備も行われている。


世の中には、矛盾に一見見えるものに満ちている。人々の言動もそうだ。
でも、一見矛盾に見えても、根源を探ると、矛盾ではなかったり、矛盾であることを認めなければ先に進めない場合もある。その違いは何か。


恐らく、将来を見据えた、その地域が達成したいゴールではないかと思う。
経済開発の達成、和平の獲得、などなど。

その地域の達成したいプライオリティを自分でつけることの大切さ、それを昨日の試験の最後に書いた。



そんな私も、大学入学後から、数種類のダンスをやってきた。
ダンスはボーダーレスなものだと思う。そして、そこに住まう人達が平和をほんの少しでも感じられるところでは、歌と踊りが存在していると思う。そういう取り組みもいいな、と思う最近。

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